本心をさらす男(おもしろ漫画小説とまとめ記事)

まとめ記事とおもしろ小説、四コマ漫画等、本心がわかる特殊なキャラで表現しています テーマは本心、お世辞、恋愛、いじめ、人間関係等です

今までの私の人生のように(シリアス短編小説)


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前の話を読んでいない方はこちらです

masayax.hatenablog.com

 

 

 

 

私は現在汽車ポッポに乗っています

 

何故、私はこんなことに

なってしまったのでしょうか?

 

私は反省するために

しっかりと思い返してみた

 

 

私は男に

「良い乗り物に乗せてあげようか」

と甘い言葉に誘われ

どんな乗り物なのかを確認せず

それに飛びついてしまったからなのです

 

 

 

昔から私は目立たない女でした

いや、目立たないようにしていたのです

 

なぜなら目立つといじめの対象になる

恐れがあるからなのです

 

何らかの力がある人が

目立ってもあまりいじめには

あいにくいのですが

 

何らかの力のない人が

目立ったことにより

いじめにあっているのを

何度も私は見てきているのです

 

私は人気のある男の子と

楽しく会話しているだけで

次の日からいじめにあいました

 

なのでモテたい

目立ちたいと思っても

常に自分の感情を

抑え込んで生きてきたのです

 

だから大人になった今

目立ちたい

モテたいという感情が

強くなっていたのでしょう

 

 

そして男からの甘い誘いで

私はそれに釣られてしまったのです

 

自業自得というものなのでしょうか

私は豪華客船で豪華なパーティーに

参加しているのではなくて

この男と汽車ポッポに乗っているのです

 

だけど皮肉にも

私の目立ちたいという思いだけは

今日、現実のものとなってしまいました

 

私はもうデパートの屋上で

みんなの注目の的なのです

 

小学生の低学年が乗るような乗り物に

大人の男女が乗っている姿は

まるでさらし者のようでした

 

 

さらに安物の汽笛の音が

「ポッポー」と何度も鳴り出します

 

それは内蔵君がボタンを

自分の意思で押しているからなのです

 

そうなのです

汽車ポッポの先頭には

汽笛ボタンがあるのです

 

もうやめてほしいと

私は心のなかで何度も祈りました

 

だけどその祈りは届く事はなく

内蔵君はこれでもかというほど

汽笛を鳴らし続けるのです

 

何故に彼は

汽笛を鳴らしたいのでしょうか?

私にはわからないのですが

 

汽笛が鳴れば鳴るほど

私達に注目が集まるのです

 

そしてそれは

私が人生で一番人からの注目を

集める瞬間になってしまったのでした

 

 

今までの私の人生のように

 

何処かを目指す訳でもなく

意味の無い汽笛を何度も鳴らし

八の字コースをぐるぐる回りながら

早くこの苦しいループから抜け出したい

 

私はただ、ただ

そう願うだけなのです

 

 

続く

 

 第一話を見ていない人はこちらです

masayax.hatenablog.com

 

 あとがき

 

私(飯田世 内代、いいだせ ないよ)さん

の闇の部分が多く出てきた話になってしまったのでおもしろ小説と書いてましたが、シリアス小説に変更致しました。

 

私もこれを書いてた時は、おもしろおかしく書こうとは思っていたのですが、どんどん内代さんの闇の部分が次から次へと出てきて、話が長くなってしまったのです。

 

そして、読み返してみると、お恥ずかしい話なのですが内代さんはけっこう自分の考えと似ている事に気づきました( ´_ゝ`)。

 

第三話は内代さんの密かな夢が明らかになります。今度はこの話ほどはシリアスな内容ではないと思います。

 

タイトル「恐怖のデート」の第二話目

「今までの私の人生のように」でした

 

次の第三話は

「一番大事なこと」です

 

ここまで読んで頂いた皆様

ありがとうございました\(^o^)/

またよろしくお願いいたします。 

 

 

 

 

 

 

悲しくなる四コマ漫画

masayax.hatenablog.com

本心をさらすキャラの紹介です

masayax.hatenablog.com