本心をさらす男(おもしろ漫画小説とまとめ記事)

まとめ記事とおもしろ小説、四コマ漫画等、本心がわかる特殊なキャラで表現しています テーマは本心、お世辞、恋愛、いじめ、人間関係等です

かわいいの恐怖(おもしろライトノベル)

こんにちはまさやです

初めての方はこちらです

masayax.hatenablog.com

 

お世辞の表現 (体のハートの感情が本心です)

できるキャラクターで

おもしろおかしく書いてみました。

 

 

 

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「かわいいね」

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「本当に可愛い!ねぇ、内代さん!」

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「そうですね可愛いですね!」

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私達はこんな気持ち悪い

ぬいぐるみを女三人で取り囲み

「かわいい」を連呼して

一体何をしているのでしょう

 

原因は私の上司

名賀 沙冷子(なが されこ)先輩にあります

この上司は私の憧れの先輩で

とても仕事が出来る

キャリアウーマンです

 

私は何度もこの先輩に助けられました

仕事でミスした時

上司に嫌がらせを受けた時も

優しく助けてくれるのです

 

私はこの上司に会社を辞めるまでは

一生ついていくo(^o^)o

そう決めた先輩なのです

 

でもこの先輩にも弱点が

一つだけあるのです

それはSNSのいいね!の数に弱い

という事でした

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この気持ち悪いキャラクターは

インスタントグリムでいいね!の数が100万を越えた凄いキャラクターなのです

 

私は何故なのか

正直疑ってしまいました

でも現実にこのキャラは

100万のいいね!を獲得したのです

 

そしてこの記録的ないいね!数に

私の憧れの先輩は

食いついてしまったのでした(*´∇`*)

 

そして私達定番のインスタツアー

が決行されたのです

 

もちろんこんなキャラを

かわいいとは思わないはのですが

私はここで可愛くないとは

言えません

 

だから私は

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「そうですね、可愛いですね!」

と答えたのです

 

そして憧れの先輩は

私のお世辞に対して一点の曇りなく

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「これ欲しいね!」

 

と言ってきたのです

 私は嫌な予感がしました(´Д`)

 

正直私はこんな物の為に

お金をかけるのは耐え難く

こんな物を家に持ち込みたくも

無かったのです(´Д`)

 

私はだまりこんでしまったのですが( ´_ゝ`)

そうするとすかさず

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「本当にこれいいですね

欲しいね、ねえ、内代さん」

と私に話をふってきたのは

 

私の一つ上の先輩

森 安毛子 (もり あげこ)先輩です

この先輩も私が新人で入ってきた時

とてもお世話になった人なのです

 

仕事の事はもちろん

誰についていけば間違いない等

色々と教えて頂き

そして私と同じように

名賀 沙冷子(なが されこ)先輩を

尊敬する一人なのです(*´∇`*)

 

でもこの人にも弱点があるのです

とても頑張り屋さんで

とにかくその場を盛り上げよう

という気持ちが高すぎる

という欠点があるのでした

 

何故この性格を欠点と

いうのかというと

みんなの空気が悪い時に(-_-)

無理矢理、その場を盛り上げようと\(^o^)/

不自然な形で部下に

話をふってくるのです

 

今のやりとりでも

この気持ちの悪いぬいぐるみを

欲しがる上司の気持ちを盛り上げる為に

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「本当にこれいいですね

欲しいね、ねえ、内代さん」

 

と私は話をふられて

困りはてているのです(´Д`)

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もちろんこんな気持ちの悪い

ぬいぐるみは欲しい訳ないのです

真っ黒ボウズと言うネーミングと

外観全てがお世辞にもかわいいと

言える物ではなく

12000円の価値があるとは

到底思えないのです( ´_ゝ`)

 

こんな物を買わずに先輩二人に

失礼の無いような断り方を

私は必死に考えたのです( ̄~ ̄;)

 

そして私は

「私は今日、5000円しか持って

来てないのです

こんなにかわいいぬいぐるみを

買いたいのは山々なのですが

渋々、今日は買うのを

やめておこうと思います」

 

と私は嘘八百を並べてしまいました(´Д`)

 

そうすると憧れの先輩から

「残念ねぇ、内代さん」( ´_ゝ`)

 

と私はねぎらいの言葉をかけられ

私はピンチを脱したのでした\(^o^)/

 

私は込み上げてくる感情を押し殺し
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「本当に残念です」

 

と嘘をまたついてしまったのでした( ´_ゝ`)

 

すると

 

「そうだ!私がお金貸してあげようか」(^^)

 

憧れの先輩はまた切り出してきました

 

それに私は一瞬

ビクッとなりましたが(゜ロ゜)

 

ここは冷静に  (´ー`)σ

「先輩にお金を貸して貰うなんて

そんな恐れ多いことは

決して出来ません」

 

と、かたくなに断りをいれたのです(´Д`)

 

「そう分かったわ」( ´_ゝ`)

と納得した先輩は

 

森 安毛子さんに

「あなたは買うの?」o(^o^)o

とまたキラーパスをとばしたのです

 

森さんはその問いかけに対して

今日、私達の会社の給料日だというのに

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「わたし‥金欠でして‥残念ですが‥

真っ黒ボウズは買えません」

と明らかな嘘をついたのです

 

その事を知ってか知らずか先輩は

 

「森さんも、残念ねぇ」(´Д`)

とさらっと流したのでした

 

これも先輩のいいところで

プライベートでも人の悪口や

後輩たちの詮索やいじめもせず

ただただ流行になんでもかんでも

乗っかる人なのです\(^o^)/

 

そして憧れの先輩の決まり文句

「みんな最先端に乗り遅れちゃうわよ」(^^)

と後輩たちに檄を飛ばして

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このぬいぐるみを本当に

12000円も払って自慢気に購入したのです

 

その時、流行りというのは

恐ろしいものだと

私は実感したのでした (゜ロ゜;

 

何はともあれ

私はこのぬいぐるみを

購入することなく切り抜けた!\(^^)/

 

私はそう思ったのですが

どうやら私の考えが甘かったようです( ´_ゝ`)

このぬいぐるみを

「かわいい」と言ったことにより

 

私達、女三人は

蟻地獄に引きずり込まれるような

恐怖体験をすることになるとは (゜д゜)

この時、思いもよらなかったのです

 

続く

 

 

 ではまたよろしくお願いいたします

 

 過去のおもしろ短編小説です

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